2009年3月26日木曜日

おうぷんそうすの経済学?

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無用の恐れを与える害悪のほうが大きい
「GPLはもう要らない」、OSSの伝道師が異説

Open Sourceにするメリットは、企業から見た場合、

  • 開発リソースのシェア

  • エンジニアのコモディテイ化、モジュール化(市場で買える、買いやすい規格化されたパーツ)


だろう。オープンソースにするとフレームワークみたいなものなら、エンジニアの調達コストが下がるのだ。企業にとってクリティカルな部分だけをproprietaryにすればいい。OSまで自前する必要が無いのと同じで、closedにして自分だけでコストを背負い込む部分は本当にコアの価値に結びついている部分だけでいい。

ソフトウェアのどこから価値が生じているかわかっていない会社や、ソフトウェアではなく顧客のlock inによる独占から利益を得ている会社は縁が無いロジックだが。(悲しいことにおそらく日本の99%の会社はこれに該当するだろう)

スキルが明確でポータブルならば、労働市場に参加しているすべての人がハッピーになるはずだ。何もかもproprietaryだったら、「バベルの塔」の伝説のように市場にいる人々は意思疎通できないだろうし、不良品の中古車をつかまされる話や、ほしいものと買ったものがマッチしない(そして解雇できない・・・)といった情報の非対称性が問題になるだろう。

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